16年御茶ノ水ゼミ
16年御茶ノ水ゼミ
Tweet近年、歴史社会の見方が大きく揺らいでいます。史実の改ざんなど歴史偽造の明瞭な動きだけでなく、もっと巧妙で隠微なかたちで社会科学的な歴史の見方が衰弱しており、唯物論的な歴史観の劣化が浸透しています。この講座シリーズでは、『資本論』周辺の重要文献をたどって、<『資本論』こそ唯物史観を「仮説」から「科学」に確立させた>という筋みちを、跡づけ確証します。
講座概要
日程:2016年4月3日(日)~2017年3月5日(日)
毎月第1日曜 午後1時~5時
※第2回(5/5)は木曜・祝日、第10回(1/9)は月曜・祝日
会場:全労連会館3階
会費:36,000円(継続受講は33,000円)
講師:宮川彰(首都大学東京名誉教授)
定員:40名
定員に達しましたので募集は締め切らせていただきました。
■講座ガイダンス■
日時:3月6日(日) 午後1時30分~4時30分
会場:新宿農協会館8階会議室
会費:500円(資料代)
※2月末日までに「受講申込書」到着者は無料
テーマ
第1部 科学的世界観 (第1回~第3回、予定)
科学的世界観を鍛えなおす
文献:『経済学・哲学草稿』『ドイツ・イデオロギー』等
▶ゆらぎの時代に科学的見方を鍛えなおす。マルクス理論活動の端緒・跳躍台は「疎外」・「所有」から
第2部 剰余価値理論 (第4回~第9回、予定)
その神髄が現代主要矛盾を射抜く
文献:『剰余価値学説史』『資本論』『経済学批判要綱』等
▶資本主義の肝「ここロドス、ここで跳べ!」、産業空洞化・利潤率低迷・グローバル化・大失業・貧富格差・環境破壊の現代主要矛盾はすべてここに根差す
第3部 未来社会論 (第10回~第12回、予定)
資本主義はなにを次代に継承するのか
文献:『資本論』抜粋 『ゴータ綱領批判』『ザスーリッチヘの手紙』等
▶経済学ロマン主義(小生産礼賛)への逃避を戒め、合法則的未来の到来を展望する
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